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茨城・城里「町の虫」ホタルに 県内初制定 議会が請願採択

桂川の上を飛び交うゲンジボタル=城里町阿波山
桂川の上を飛び交うゲンジボタル=城里町阿波山


茨城県城里町議会(阿久津則男議長)は15日、9月定例会本会議で、環境保全活動などに取り組む町内3団体が提出していた「ホタルを『町の虫』に制定することに関する請願」を全会一致で採択した。上遠野修町長は「手続きを進めていきたい」と制定に意欲を示した。自治体でまちの木や花を制定する例は多いが、まちの虫の制定は茨城県内で初めて。

請願は5日、「御前山と那珂川を活性化する会」(桂地区)と「那珂西・岩根環境保全連合会」(常北地区)、「ななかいの里生産研究部会」(七会地区)の会長3人の連名で提出された。区長32人も賛同した。

同町全域に生息するホタルを生かして町の知名度を上げるとともに、日本固有種のゲンジボタル(県準絶滅危惧種)などホタルの保護意識を高めるのが狙い。

3団体は請願で、希少なゲンジボタルが町内全域に生息することを独自に調査した分布図を提出し、「町の水質や自然環境が良いことを示している」と指摘。町内各地でホタルの保護活動が盛んなことにも触れたほか、町基本計画に掲げられた「観光資源の向上」や「自然環境の保全」にも該当するとしている。

全国でホタルをまちの虫に制定しているのは、青森市や福島県喜多方市、横浜市旭区、岐阜県大垣市、山口県下関市、宮崎県小林市など。

議会の請願採択を受け、上遠野町長は「住民運動でホタルの保全や観賞会が実施されている。町内にそうした素地があるので、行政としてもしっかり受け止め、町の虫として制定することで盛り上げていきたい」と語った。

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