園児が鼓笛パレード 茨城・常陸大宮 秋の交通安全運動
「秋の全国交通安全運動」がスタートした21日、茨城県常陸大宮市では、同市石沢の若草幼稚園(壺井燈子園長)の年長組園児26人が鼓笛パレードを行い、交通事故防止を訴えた。
出発式が同日午前9時半から同市北町で行われ、園児代表がパネルを掲げながら、「飛び出しはしません」「手を挙げて横断歩道を渡ります」などと宣言。赤と白の制服姿の鼓笛隊とカラーガード隊が市中心部の通りを約800メートル行進し、ドライバーなどに交通安全を呼びかけた。職員や保護者はチャイルドシートやシートベルトの着用徹底をプラカードを掲げて訴えた。
パレード後、同市下町の甲神社内にある常陸大宮交通神社で、関係団体の代表らが交通安全を祈願。近くの交差点で県立小瀬高の生徒も加わり、街頭キャンペーンを行った。
市交通安全対策推進協議会長の鈴木定幸市長は「交通事故は被害者も加害者も長い間、苦悩を背負うことになる。不幸な事故をなくしていこう」とあいさつ。県警大宮警察署の鈴木由希夫署長は「初心を忘れず緊張感を持ち運転してほしい」とドライバーに訴えた。