デジタル通貨 訪日旅行券 茨城・常陸太田市 県内初、観光誘客を促進
茨城県常陸太田市は海外からの誘客促進を目的に、県内では初めて訪日外国人に向けデジタル地域通貨によるプレミアム付旅行券を発行した。
同市は県が2月に台湾で開催した展示即売会「いばらき大見本市」に参加。宮田達夫市長も市のPR活動などを行い、旅行会社などへのトップセールスを実施。同市の観光施設などで使える優待券(おもてなしパスポート)の配布を行ってきた。
今回の「訪日外国人向けプレミアム付旅行券」は、台湾をはじめ海外からの誘客促進に向け、茨城デスティネーションキャンペーン期間中の同市独自企画として発行する。訪日外国人観光客が対象で、1口5千円で発行するのは500口。販売額が1口3500円でプレミアム額が1500円。先着順で売り切れ次第終了になる。
販売方法は市独自のデジタル地域通貨「じょうづるさんPay」による販売(カード型)で、ウェブフォーム(英語)から申し込み、クレジットカードによる支払い後、道の駅ひたちおおた観光案内所やJR常陸太田駅観光案内センター、竜神大吊橋売店など指定の引き換え所で引き換える。
利用期間は11日から来年2月29日まで。市内のレジャー・体験施設、ゴルフ場、日帰り温泉施設、果樹園、飲食店、宿泊施設、小売り店など78店舗で利用できる。