ハイイロゴケグモ、茨城で初確認 鹿嶋の事業所 県が注意呼びかけ 「素手で触らないで」
茨城県は11日、特定外来生物のハイイロゴケグモ1匹が同県鹿嶋市泉川の物流事業所で見つかったと発表した。県内では初確認。県によると、かまれると痛みや腫れなどの症状が出ることから、素手で触らないよう注意を呼びかけている。
県生物多様性センターによると、見つかったのは雌のハイイロゴケグモで、体長は12ミリ。9月25日に物流事業所の倉庫で見つかり、殺虫剤で処分された。周辺に別の個体は見つかっていない。これまでに東京や神奈川、山梨など、茨城県を含め17都府県で確認されているという。
ハイイロゴケグモは黒や白など個体ごとに色が異なり、腹部に赤色っぽいまだら模様があるのが特徴。攻撃性は比較的低いものの、雌は毒を持つため、同センターは「触らずに、家庭用殺虫剤を吹きかけたり、靴で踏みつぶしたりしてほしい」と注意喚起している。