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トレイル誘客で連携 茨城県とヨルダン協会 相互PRや商品開発へ

パートナーシップ協定を交わす横山征成副知事(前列左)とドゥーハ・ファイアッド会長(同右)=ヨルダン・アンマン(県提供)
パートナーシップ協定を交わす横山征成副知事(前列左)とドゥーハ・ファイアッド会長(同右)=ヨルダン・アンマン(県提供)


茨城県は17日、世界的に人気の「ヨルダントレイル」を運営するヨルダンの協会とパートナーシップ協定を結んだと発表した。県北地域を巡る「常陸国ロングトレイル」との相互プロモーションや旅行商品開発を通し、インバウンド誘客やブランド価値の向上を図る。

横山征成副知事が13日、同国の首都アンマンを訪問し、ヨルダントレイル協会のドゥーハ・ファイアッド会長と協定を交わした。

協定では「日本と同国の相互マーケティングやプロモーション実施」「ハイカーに対する相互のトレイル推奨」「地域資源を活用した旅行商品開発や文化体験型観光などの情報交換」「将来にわたるプロモーション展開のための意見交換」の4項目で連携する。

具体的な取り組みとして、10月22~25日にファイアッド会長が茨城県を来訪。常陸国トレイルや県北地域の観光名所を周遊し意見交換する。10月26~29日に大阪市で開かれる旅行博では、同国政府と茨城県がそれぞれ設置するブースで相互の観光PRを実施する。

横山副知事は「今後の交流を通し、観光需要の喚起や地域活性化につなげたい」と意欲を示した。ファイアッド会長も「協定は両トレイルの発展の始まりになる」と期待を寄せた。

県議会からは、海野透県議と小川一成県議も同国入りし、ヨルダントレイルのコースを視察した。海野県議は「まちや休憩所などの配置を参考にしたい」、小川県議も「各ポイントが上手にコースへ取り込まれている」と話し、常陸国トレイルの魅力向上へ検討を進める考えを示した。



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