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茨城・土浦市長に再選した安藤真理子さん 県南の中心地復活へ

再選を決め花束を贈られて笑顔を見せる安藤真理子氏(右)=土浦市下高津の選挙事務所
再選を決め花束を贈られて笑顔を見せる安藤真理子氏(右)=土浦市下高津の選挙事務所


22日投開票の茨城県土浦市長選挙で再選を果たした安藤真理子(あんどうまりこ)さん(62)。「知事をはじめ皆さんとのパイプは大きな財産。応援してくれた皆さんと全力で走っていきたい」。県内唯一の女性首長として人気を集め、首長転身が相次ぐ県議時代の仲間と強固なネットワークを誇る。距離の近い大井川和彦知事をはじめ、祝勝会には多くの国会議員や県議、首長らが駆け付けた。

現職との激戦を制して初当選した前回から一転、盤石の勝利。市議団や後援会に感謝し、笑顔の目元に光るものも見えた。

発展するつくばエクスプレス(TX)沿線に負けない県南地域の中心として、歴史と文化の街を復活させるのが目標だ。1期目はコミュニティーバス運行や指定ごみ袋値下げ、市立幼稚園の存続と認定こども園化などきめ細かな施策を重ねた。

周囲からは「持っている政治家」と評される。今年、県がTXの延伸候補先としてJR土浦駅を選び、市内の常磐道がスマートインターチェンジ新設候補になった。コロナ禍を経て人口も増加。4月改選の市議会では自らに近い議員が正副議長に就いた。明るい性格そのままに、勢いを味方に付けた。

市議だった父親の後を継ぐ形で同じ市議になった。県議、市長を経験し、父の偉大さを改めて実感しているという。

息抜きはドライブで年に数回はハンドルを握る。「自転車のまち」の顔としてサイクリングも趣味。夫と子ども2人の4人家族。大町。



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