「より伝わる広報紙を」 茨城・日立 自治会で出前授業
日立市日高学区市民自治会(志賀勝弘会長)で広報紙「広報ひたか」の編集に携わる住民ら11人が13日、同市日高交流センターで広報力向上のための研修会を開いた。茨城新聞の出前授業を活用。志賀会長は「見ただけでニュースの概要が分かるようにできている、新聞の見出しの工夫が生かせると感じた。より伝わる広報紙を目指したい」と今後の紙面作りに意欲を示した。
講師を務めた茨城新聞社NIE事務局スタッフは「一番伝えたいことを見出しにして。内容は具体的な方が伝わる。助詞や重複する言葉を極力省いて1行10字程度でまとめると、パッと見ただけで伝わる見出しになる」などと助言。
参加者は、最近発行した広報紙の見出しを見直して、より伝わる見出しを考える体験にも臨み、伝えたいことが変われば見出しも、記事の書き出しも変わることなどを学んだ。
田所剛さんは「何となく経験で作ってきた広報紙だが、理論的な指摘で、作り方の視点が明確になった。新聞の技を生かしていきたい」と話していた。
茨城新聞社は、自治会やPTAなど地域コミュニティーの広報力アップを応援する出前授業を行っている。問い合わせは、茨城新聞社NIE事務局(電)029(239)3004、ファクス029(301)0361。