仮装児童ら英語で交流 茨城・水戸市本町の商店街 店員と会話、スタンプ収集

茨城県水戸市本町の商店街「ハミングロード513」を、地元の市立浜田小の児童らが仮装して歩き、商店主と英会話で交流する「ハミングロード・ハロウィーン」が26日開かれた。カボチャのイラストなど、ハロウィーンにちなんで飾り付けされた商店街に、スタンプを求めて歩き回る子どもたちのにぎやかな笑い声が響いた。
催しは、学校と家庭、地域が連携して児童の成長を支える「コミュニティー・スクール」の一環で、同所では2007年から実施しているが、コロナ禍を受け、今回は4年ぶりの開催となった。地域交流や商店街の活性化も狙い。
この日は、全校児童と近隣の浜田認定こども園、はみんぐぱーく・みとの園児ら計約530人が参加し、魔法使いをはじめ漫画やゲームのキャラクターなどに扮(ふん)した。
児童らが集めるのは、お菓子ではなくスタンプ。店員が英語で「フーアーユー?」と聞くと、児童は「アイムマリオ」などと答え、はんこを押してもらい、学校でお菓子を受け取る。13の参加店の店員も、手作りの衣装などに身を包んでやりとりを楽しんだ。
アニメ「ポケットモンスター」の主人公サトシの仮装をした5年の桑原悠亜(ゆうあ)君(10)は、「普段は商店の人と話さないけど、今日は英語でスタンプを10個集めた」とうれしそうに話した。
本町一丁目・二丁目商店街振興組合の代表理事で、時計店を営む飛田新一さん(58)は「英語で一生懸命話す姿を応援したくなる。私たちも仮装を照れつつ楽しんでいる」と笑顔を見せた。