茨城県少年軟式野球 本郷イーグルス、接戦制し初の栄冠
茨城セキスイハイム杯第43回茨城県少年軟式野球選手権最終日は29日、那珂市のなかLuckyFM公園野球場で準決勝残り1試合と決勝が行われ、初出場の本郷イーグルス(阿見町)が決勝で上辺見ファイターズ(古河市)を7-5で下し、初の栄冠を手にした。
決勝で本郷イーグルスは、同点に追い付かれた直後の四回裏に村田の犠飛で勝ち越し、五回にもボークで1点を加えた。最後は四回途中から救援した村田が試合を締めた。
準決勝は上辺見ファイターズが水戸レイズ(水戸市)を3-2で破った。
▽決勝
上辺見ファイターズ 111200│5
本郷イーグルス(阿見町) 31111×│7
(上)小岩、中沢-桜井斗
(本)片野、村田-山広
▽本塁打 村田(本)
▽三塁打 田中(本)
▽二塁打 桜井斗3、舘野、大曽根(上)片野(本)
▽盗塁 桜井斗、鹿倉、中沢2(上)片野、臼井、岩渕、中崎、山広(本)
▽暴投 小岩4(上)片野、村田(本)
▽試合時間 1時間26分
▽準決勝
上辺見ファイターズ(古河市)110100│3
水戸レイズ(水戸市) 011000│2
(上)鹿倉、舘野-桜井斗
(水)渡辺泰、小松崎-小松崎、渡辺泰
▽二塁打 中沢、舘野、桜井斗(上)
■四回に勝ち越し
【評】本郷イーグルスは着実に加点し、接戦を制した。初回に先制を許すも、直後の裏に村田の先頭打者本塁打と片野の適時打などで3点を奪い、逆転に成功。その後は一進一退の攻防が続き、同点で迎えた四回裏に村田の犠飛で勝ち越すと、続く五回にはボークで1点を加え、突き放した。投げては2番手の村田が2回1/3を無失点に抑える好救援を見せ、リードを守り切った。
上辺見ファイターズは暴投やボークによる失点が痛かった。要所での失策も響いた。
■村田、投打で躍動
これぞ主将の働きだ。点の取り合いとなったシーソーゲームを制した本郷イーグルスは、村田叶翼(かなと)主将(阿見二小6年)が投打にわたる大車輪の活躍。初優勝を決めた試合後は、満面の笑みがはじけた。
見せ場はいきなり訪れた。1点を先制された直後の一回裏、「まずは塁に出ようという意識だった」。高めの直球を鋭く振り抜いた打球は左翼のネットフェンスを越え、先頭打者本塁打となった。この回3点を奪う大きな足掛かりとなる一打に、「うれしいし、気持ちよかった」と控えめに語った。
同点に追い付かれた直後の四回裏には、1死三塁の勝ち越しの好機で打席へ。「絶対に1点を取る」と、きっちり犠飛を放ち、決勝点を自らのバットで生み出した。
活躍は「打」だけにとどまらない。四回途中からマウンドに上がると、まずは2死満塁のピンチを空振り三振でしのいだ。その後も圧巻の投球を見せた。「自信を持って腕を振った」と、力強い直球で相手打者をねじ込み、2回1/3を無失点に抑え込んだ。
最後の打者を遊ゴロに打ち取った瞬間、両腕を大きく挙げて破顔した殊勲の背番号10。「大切な仲間と、大好きな野球で優勝することができて誇りに思う」と胸を張りながら、「最高のチームです」と、最後まで充実の表情で言い切った。
■上辺見準V 桜井斗、奮闘4安打
○…惜しくも準優勝となった上辺見ファイターズだが、11安打と自慢の打棒を見せつけた。中でも優秀選手賞に輝いた2番桜井斗暁(とあ)(静小6年)が、決勝で4打数4安打、直前に行われた準決勝も合わせると、この日計6安打と大爆発した。
「どんな球が来ても打てるような気がした」。その言葉通りの活躍ぶりだった。決勝では、第1打席でライトの頭を越す二塁打を放ってチャンスを演出すると、四回第3打席も、この試合2本目の長打となる二塁打で後続の適時打につなげた。「自分の強みは長打を打てること。うれしかった」と、はにかみながら振り返った。
今大会で一区切りとなる少年野球での経験を糧に、強打のスラッガーは「好機で絶対に一本打てる選手になる」と、今後を見据えた。
■水戸レイズ・高木政彦監督(58) 投手崩すの難しい
相手投手を打ち崩すのがなかなか難しかった。6年生はこの大会が一つの節目になる。レイズでの経験を今後の野球人生に生かしてほしいと思う。
■県で3位うれしい
水戸レイズ・関根大和主将(吉沢小6年) 優勝を目指していたので少し悔しいが、県で3位になれてうれしい。後輩たちには、今後もレイズ野球を発揮して頑張ってほしい。
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