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茨城県庁職員250人が消防訓練 防災意識向上へ

実際の消火器を使い訓練する県職員=水戸市笠原町
実際の消火器を使い訓練する県職員=水戸市笠原町


消防庁の「秋季全国火災予防運動」に合わせ、茨城県は20日、県庁で消防訓練を実施した。25階建て庁舎内で火災が発生したと想定して職員約250人が参加し、避難経路や通報体制、消火設備の使用手順などを確認し、防災に対する備えの意識を高めた。

訓練は県が毎年実施。今回は23階の給湯室で火災が発生し、けが人が出たとの想定で進められた。庁内に「23階北東側給湯室で火災が発生。落ち着いて避難を」と放送が流れると、職員らは非常階段を使い、県庁前広場に避難した。

消防点検の委託事業者が手本を見せた後、職員は「火事だ」のかけ声とともに炎に向かって消火器を噴霧するなど、実際に手順を確認した。終了後、県庁自衛消防隊副本部長の清水浩生地域支援監は「日頃から防災意識を持ち、迅速に行動できるよう備えることが大事」と話した。



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