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「着袴の儀」再現 5歳児成長願う 茨城・土浦でイベント

「着袴の儀」の装束に身を包み碁盤から飛び降りる参加者=土浦市中央
「着袴の儀」の装束に身を包み碁盤から飛び降りる参加者=土浦市中央


一般の七五三に当たる宮中の伝統行事「着袴(ちゃっこ)の儀」を再現するイベントが23日、茨城県土浦市中央の観光施設「まちかど蔵」で開かれた。2023年度に5歳を迎える男児5人が参加し、厳かな衣装に身を包んで家族と共に成長を祝った。

参加者は伝統に従い、公家装束の童直衣(わらわのうし)を身に着け、檜扇(ひおうぎ)と松の枝を手に碁盤から「えいっ」と飛び降りた。祖父母、母親と家族4人で訪れた常総市の保育園児、横田宗也ちゃん(5)は「服が少しだけ重くて疲れた。面白かった」と笑顔を見せた。母親の恵さん(37)は「相当緊張して固まっていた。貴重な機会に頑張ってくれて良かった」とほっとした様子だった。

主催した装束研究会すがた(同県土浦市)の木村恵子代表(79)は「子どもに健やかに育ってほしいというのが今も昔も親の願い。お役に立てたかなと思う」と話した。



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