次の記事:ヨーカ堂 茨城県撤退 最後の竜ケ崎店閉店へ 「残念」「寂しい」 

虫歯予防、正しい知識を 茨城・日立 治療体験やクイズ

歯科医師に教わりながら虫歯の治療を体験する子どもたち=日立市助川町
歯科医師に教わりながら虫歯の治療を体験する子どもたち=日立市助川町


子どもたちに虫歯予防について学んでもらうイベント「体験!ちびっこ歯科大学」(日立歯科医師会・日立市主催)が23日、茨城県同市助川町の市保健センターで開かれた。市内の小学生約50人が参加し、虫歯治療の体験実習やミニ講義などを通し、歯に関する正しい知識や健康増進に向けて理解を深めた。

ミニ講義では歯科医師が歯医者の仕事について説明。歯がなくなると話や食事がしにくく見栄えも問題があるとし、歯磨きの大切さや間食にルールを決めることを学んだ。虫歯は痛みがなく見つけにくい場合もあり定期歯科検診を勧めた。

その後、子どもたちは保護者に見守られながら虫歯の治療などの体験実習に挑戦。穴の開いた歯の模型に真剣な様子で詰め物をし、専用のライトを当てて固めた。このほか入れ歯作りなどで使う技術の型取り体験やブラッシング指導、飲み物に含まれる砂糖量を考えるクイズなどを行った。

体験を終えると子どもたちに修了証が手渡された。同市立仲町小3年の大内陽太君(9)は「虫歯を治すのが楽しかった。歯はすごく大事だと分かったので、これからもちゃんと磨いていきたい」と話した。

同医師会地域保健理事の小泉望さん(53)は「学んだことを親子で考え、虫歯になりにくい口の環境をつくってほしい。将来、歯科に携わる仕事に就きたいと思ってくれる子がいればうれしい」とした。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース