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祈り込め、恒例すす払い 4メートルの竹で 茨城・鹿島神宮 

楼門のすす払いをする神職と巫女=1日午後、鹿嶋市宮中の鹿島神宮
楼門のすす払いをする神職と巫女=1日午後、鹿嶋市宮中の鹿島神宮


師走に入った1日、茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で毎年恒例の「すす払い」神事が行われ、神職らが国指定重要文化財の楼門の汚れを払った。

同神宮によると、すす払いは新年を迎えるに当たり古くから行われてきた伝統行事で、かつて「御煤(おすす)おろし」と呼ばれていた。

あらかじめおはらいを受けた神職と巫女(みこ)計4人が楼門の前で横一列になり、ヤマドリの羽根などを付けた長さ約4メートルの「オスス竹」を使い、すすやほこりをなでるように払い落とした。

同神宮では、すす払い神事を皮切りに新年を迎える準備が本格化する。禰宜(ねぎ)の吉田裕史さん(62)は「来年こそ平穏、平安な一年となるよう、祈りを込めて奉仕した」と話した。



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