意思表示指さし ボード初導入へ 茨城・下妻市議選投票所

3日告示、10日投開票の茨城県下妻市議選(定数18)に合わせ、市選挙管理委員会は、期日前投票を含む全ての投票所の受付に「コミュニケーションボード」を初めて設置する。障害のある人や他人との会話が難しい人などが円滑に投票できる環境整備の一環として取り入れる。
ボードはラミネート加工されたA4サイズの2種類。期日前3カ所、投票日31カ所の各投票所の受付に置かれる。選挙の有権者が係員に対し、投票所でサポートしてもらいたいことを、ボードに記載されたイラストや文字を指さしするなどして伝えることができる。筆談や代筆希望のほか、文字が小さくて読めない、書き方が分からない場合などに係員が対応する。
市選管の担当書記は「より良い投票環境整備の取り組み。係員と有権者が円滑にコミュニケーションが取れる一助になればいい」と話している。