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自作ドローン疾走 選手60人、腕前競う 国内初、スタジアムで大会 茨城・鹿嶋 コース上に障害物

県立カシマサッカースタジアムで開催されたドローンレース大会。中央左の光点がドローン=鹿嶋市神向寺
県立カシマサッカースタジアムで開催されたドローンレース大会。中央左の光点がドローン=鹿嶋市神向寺


スタジアムを会場とする国内初のドローンレース大会が16日、茨城県鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムで開かれ、国内のトップ選手ら約60人が参加、小型の自作ドローンのスピードを競い合った。

大会はドローンレーシングチーム「サタデー・ナイト・ウーパーズ(SNW)」(同県神栖市)が主催。SNWによると、国内ではドローン飛行の規制が厳しいことから、これまで大規模スタジアムを使った大会は実施されていなかった。今後の世界大会誘致への足がかりとすることに加え、サッカー以外のスタジアム活用策を探るのも狙いとして、開催にこぎ着けた。

参加ドローンは規制が少ない総重量100グラム未満の機体に限定。選手は直径15センチ程度のドローンをゴーグル内の映像を見ながら操縦した。コースはホームスタンド以外の観客席に設置。発光ダイオード(LED)で装飾された複数の障害物をよけきれずに衝突し、墜落する機体もあった。

出場したSNWの選手、犬飼彩咲さん(17)は「とても広いカシマスタジアムで飛ばすことができてうれしかった」と笑顔を見せ、SNWを率いる犬飼豊紀さん(44)は「世界大会を誘致するための第一歩が踏み出せた」と話した。



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