火の道歩き、健康祈る 加波山神社本宮で「火渉祭」 茨城・桜川
燃えたまきの上を素足で歩く冬至の伝統行事「火渉(ひわたり)祭」が22日、茨城県桜川市真壁町長岡の加波山神社本宮(宮本昌明宮司)で行われた。参加者たちは無病息災を祈って「火の道」を渡った。
火渉祭は、室町時代の応永年間(1394~1428年)に始まったとされる。白装束の先達が神事を行った後、境内に積んだまきに点火し、まきをかき分けて約5メートルの道を作った。
参加者は先達に続き、続々と火の道を通り抜けた。参加した作田新司さん(74)は「例年より火の勢いが強く熱かった。その分、来年はいい1年になる」と笑った。