千鳥会、飛躍誓う 茨城県内の各界代表900人
茨城県内最大規模の賀詞交歓会、第74回「千鳥会」(茨城新聞社主催)は9日、同県水戸市千波町の水戸プラザホテルで開かれ、各界の代表約900人が参加し、1年の飛躍を誓った。
千鳥会は1949年、県内政財界の有志が戦後の県土復興を願い、水戸市内の料亭「千鳥」で開かれたのが始まり。近年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2021年から2年連続で中止。昨年、3年ぶりに開催した。
今年の世話人は、笹島律夫県経営者協会長▽内藤学県商工会議所連合会長▽小川一成県商工会連合会長▽阿部真也県中小企業団体中央会長▽高橋靖水戸市長・県地方自治四団体連絡会議代表▽能島征二日本芸術院会員▽沼田安広茨城新聞社長-の7人。
来賓として、大井川和彦知事、半村登県議会議長、鈴木正誠県人会連合会長が出席した。
世話人を代表し、沼田社長は「人口減少問題、SDGs(持続可能な開発目標)、カーボンニュートラルの実現など課題は多い。県内各界の力を結集し、本県がさらに発展するよう念願する」とあいさつ。大井川知事は「前例踏襲や横並びなど、根拠のないことは捨て、合理的に新しい道を失敗を恐れずに切り開く」と述べた。
ステージでは大井川知事や世話人らが鏡開きを行って新年を祝い、高橋市長の発声で乾杯。笹島会長が中締めを行った。