干し芋、最高品質認定 茨城県 1月10日を記念日に制定
茨城県は10日、生産量日本一の茨城県産干し芋で最高品質のトップブランド「ほしいも王国いばらきプレミアム2024」を発表した。糖度や水分率などで県独自の基準を満たした逸品を認定する。また、1月10日を「ほしいもの日」と制定した。同日、報道向けに開かれた都内のイベント会場でいずれも発表し、日本記念日協会の加瀬清志代表理事から大井川和彦知事に、記念日の登録証が手渡された。
茨城県の干し芋産出額は2021年が129億円で全国の99%を占め、圧倒的シェアを誇る。県はトップブランドと「ほしいもの日」制定により、産地県としてさらに発信力を高める。
トップブランドは、県産サツマイモの県内加工を条件に糖度や水分率、衛生管理、色、形などの基準を全て満たした干し芋を、さらに審査で絞り込んだ上で認定する。県は「正真正銘の優れた逸品」と太鼓判を押す。2月にも都内の百貨店や県内で販売される。
県はこの日を「ほしいもの日」とした理由について、干し芋の旬は12~2月▽漢字「一」と「十」を合わせると「干」になる▽「10日」の「とおか」が干し芋の生産工程で重要な「糖化」に通じる-と説明した。
大井川知事はトップブランドについて「特においしい、茨城県お墨付き」と強調した。「県ほしいもアンバサダー」に昨年12月に就任したタレント、谷まりあさんと干し芋愛好家、小松亜子さんも登場し、干し芋トークを繰り広げた。
干し芋を食べない日はないという谷さんは、会場で4種類の干し芋を試食。「芋掘りからやって干し芋を作り、自分なりの甘さを追求したい」と、自身の「干し芋愛」を披露した。