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地域で無病息災願う 伝統の「鳥追い祭り」 茨城・常陸太田  

燃え上がった鳥追い小屋=常陸太田市上河合町
燃え上がった鳥追い小屋=常陸太田市上河合町


田畑の害虫を追い払い、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈る小正月行事「鳥追い祭り」が13日、茨城県常陸太田市上河合町の田んぼで行われた。コロナ禍の影響で4年ぶりで14回目。大勢の地域住民らが集まり、子どもたちと一緒に火祭りの伝統行事を楽しんだ。

同町会(浅野勝好町会長)と上河合連絡協議会(内桶一美会長)が、伝統文化を次世代に継承しようと取り組んでいる。鳥追い小屋は1週間前に地域住民が協力して準備。竹で円すいに柱を組み、カヤやしの竹で囲った小屋は高さ約5・5メートル、直径約6メートルに仕上げた。

しめ縄や松飾りなど正月用品を持参した地域住民らが新年のあいさつを交わし、子どもたちが小屋の中で餅を炭火で焼いて頬張り、とん汁などを味わった。

夕暮れとともに子どもの代表らが小屋に点火。勢いよく燃え上がる炎と、竹がはぜる大きな音が雰囲気を盛り上げた。内桶会長は「地域住民が一つになって準備して楽しむことが大切。子どもたちの思い出になれば」と話した。



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