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4階と5階セット、新しい賃貸住戸 UR入居募集 茨城・取手の井野団地

サービスフィールドをアトリエに活用しているアーティストの平井亨季さん=取手市井野団地
サービスフィールドをアトリエに活用しているアーティストの平井亨季さん=取手市井野団地


茨城県取手市井野団地にある都市再生機構(UR)の賃貸住宅「取手井野団地」で、4階と5階をセットにした新しい賃貸住戸「サービスフィールド(SF)付き住宅」が誕生した。下の階を居住スペースとし、上の階はフリースペースで利用できる。UR賃貸住宅では全国初という。20日から3戸対象に入居募集する。

同団地は1969年6~9月に管理開始。計2161戸あり、都内へ通勤するサラリーマン家庭などが多く住んだ。改修などをしてきたが、50年以上がたち老朽化や少子高齢化による入居者の減少が課題となっている。SF付き住宅は団地リノベーションの一つとして企画された。

5階のSFは間仕切りのない1室空間(42平方メートル)で、アトリエやキッズスペース、トレーニングルームなどとして自由に使える。URは、同団地を拠点に活動する取手アートプロジェクト(TAP)の協力を得て、住宅モニターを募集。芸術家の平井亨季さん(27)が昨年9月から入居している。

平井さんは映像やインスタレーションによる作品を手がけるアーティスト。SFには、自身の映像作品が鑑賞できる大型スクリーン、自身の作品や本、他のアーティストの作品を置くなどし、アトリエとして活用している。

13日にはURとTAPが共催し、SF付き住宅や同団地内のスタジオと市内の芸術家の活動拠点などを巡るツアーを開き、約20人が参加した。平井さんはSF付き住宅の魅力について「建物の中でもアウトドア的な感覚になる。下が住居だが、別空間のようで気持ちの切り替えができるのがいい」と話した。

URの担当者は「生活を豊かにしたり、自分の趣味を充実させたりできると思う。住まいの可能性を広げていただければ」と話している。

SF付き住宅は月額5万200円、共益費2900円。5階は電気は使えるが水道とガスは使えない。エレベーターはなく共用階段を利用する。問い合わせはUR賃貸ショップ取手駅前(電)0297(77)5600。

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