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茨城・古河の洋傘産業、発信 7月イベント、歴史や職人紹介 子育て中母親ら 街の魅力見直す機会に

坂田愛子代表(右から2人目)ら「はぴ育ママーズ」のメンバーと星野龍彦副住職(左)=円満寺
坂田愛子代表(右から2人目)ら「はぴ育ママーズ」のメンバーと星野龍彦副住職(左)=円満寺


子育て中の母親でつくるボランティア団体「はぴ育ママーズ」は、茨城県古河市内で傘をテーマにしたイベント「アンブレラスカイ」を7月6日に開く。会場の円満寺(同市小堤)の参道を色とりどりのビニール傘で彩り、傘職人のトークイベントなどを行う。かつて洋傘製造で栄えた地場産業の歴史や隠れた街の魅力を掘り起こし、広く発信する狙いがある。市観光協会などが後援する。

第2次世界大戦後、同市では洋傘が製造され始め、1953年には協同組合が結成された。その当時は年間計35万本の生産だったが、最盛期の69年には市内には70軒以上が店舗を構え、年間600万本を製造。代表的な産業になった。市によると、現在は古谷洋傘店(同市古河)など数軒あるだけだという。

昨年6月、古河の歴史や文化を紹介する古河歴史博物館の企画展を見たママーズの坂田愛子代表(32)が「イベントを通して、市民が伝統文化や街の魅力を見直す機会をつくりたい」と発案。メンバーと意見交換しながら、7月にイベント方針を決定した。運営資金60万円はクラウドファンディングで調達した。

イベントは午前11時~午後4時(昼の部)、午後5~8時(夜の部)の2部制。参道に縦10メートル、横3メートルのやぐらを組み、ビニール傘40本を設置。室町時代に建てられた寺の山門には番傘25本を配置する。古谷洋傘店の古谷たか子さんのトークイベント、映像で見る古河の歴史、傘をモチーフにした限定御朱印の販売、キッチンカーの出店、浴衣の着付け体験など。

同団体は、2022年10月、古河市社会福祉協議会からボランティア団体の認定を受けて発足。会員は約30人。結成前年の21年10月から古河市、栃木県小山市、宇都宮市在住の母親5人で絵本の販売や育児用品の譲渡などを行うマルシェを開いていた。

坂田代表は「来場者の目標は1500人。毎年開催できるように仕掛けていきたい」と意気込む。星野龍彦副住職(35)は「地域に開かれたお寺を目指している。気軽に来てほしい。きれいな傘の花と、たくさんの笑顔があふれる空間になれば」と笑顔を見せた。

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