春の訪れ、花と香りで 水戸の梅まつり開幕 茨城
第128回水戸の梅まつりは10日、茨城県水戸市の偕楽園と弘道館で開幕した。青空の下、来園者は早咲きの梅を見つけては色や香りを確かめ、一足早い春の訪れを堪能した。3月17日まで。
偕楽園東門では振り袖姿の水戸の梅大使が並び、来園者を出迎えた。開幕式で同市の高橋靖市長は「遅咲きまで1カ月、何度も足を運んでほしい」と呼びかけた。
偕楽園公園センターによると、開花率は偕楽園が30%、弘道館が40%(8日時点)。2月後半~3月上旬に見頃となる見込み。
千葉県佐倉市の30代の夫婦は「紅色の梅が空の青に映えてきれい」と声をそろえた。神奈川県横浜市の笹本周良さん(33)は梅酒を手に「白梅に春を感じる」と笑顔を見せた。