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地元特産 アンコウ味わう 北茨城・大津小 つるし切り、鍋堪能

アンコウのつるし切りを興味深く見つめる児童ら=北茨城市大津町
アンコウのつるし切りを興味深く見つめる児童ら=北茨城市大津町


地元特産のアンコウを知ってもらおうと、茨城県北茨城市大津町の市立大津小(鈴木美恵子校長)で全校児童115人が参加し、つるし切り見学やあんこう鍋を味わう特別授業が開かれた。

特別授業は地元の大津漁協の協力で毎年実施している。体育館で行われたつるし切りは、市内のホテルの副料理長が担当。同ホテルの職員が「アンコウは表面が粘液で覆われ、やわらかく平たい。まな板の上では切りにくいため、つるし切りする」と解説した。副料理長が見事な包丁さばきで約9キロのアンコウの部位を切り分け、児童らは興味深そうに見つめた。

その後、各教室で具だくさんのあんこう鍋を会食。あん肝の脂のおいしそうな香りが漂い、児童らは舌鼓を打った。6年生の鷺那々花さん(12)は「アンコウの部位やつるし切りの理由を学ぶことができた。鍋はいつもの味でおいしかった」と話した。

同漁協事業部課長の秋元寛さん(59)は「子どもたちに郷土料理を教えることは楽しみ。授業が思い出となり、大人になって食べてもらうことが伝統につながる」と語った。



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