学生が職員パソコンを無断閲覧、情報漏えい チャットには不適切な発言 茨城県立IT短大で
茨城県は21日、県立産業技術短期大学校(IT短大、酒井雄一学校長)で、男子学生が職員のパソコンを操作し、職員が利用する専用チャットを閲覧する情報漏えいがあったと発表した。チャット内には職員が学生の個性をやゆする不適切な発言があったとしているが、県は発言内容や学生が閲覧した詳しい状況を明らかにしていない。
県によると、職員が授業中、パソコンの画面をロックしないまま離席した際、男子学生が無断でパソコンを操作しチャットを閲覧。卒業生や在校生の性格などを冷やかす内容が2022年の書き込みにあるのを見つけ、自身のパソコンに保存した。県に匿名の情報提供があり、情報漏えいが発覚した。
同短大を所管する県産業戦略部の大竹真貴部長が、学校長や教務課長、書き込みをした男性職員を厳重注意。学校長は、職員のパソコンを無断で閲覧した男子学生を口頭注意した。