能登支援や旅行活用宣言 全国商議所観光大会 茨城・水戸で振興指針採択
「全国商工会議所観光振興大会2024in水戸」の全体会議が22日、茨城県水戸市泉町の市民会館で開かれた。「自分の道を見つける旅へ」をテーマに、観光振興の指針とする「水戸アピール」が採択されたほか、水戸の歴史・文化などを体験できるエクスカーション(小旅行)もあり、参加者に開催地の魅力が伝えられた。
水戸アピールは、能登半島地震で被害を受けた地域の復旧・復興支援のほか、旅行が地域の歴史・文化の保護、活用に結び付く仕組みづくりなどを宣言した。
開催地を代表し、水戸商工会議所の内藤学会頭はあいさつし、「大会の目的は、水戸のまちが大会を契機に、付加価値ある持続可能な観光地となること」と強調した。
大会は、各地の商工会議所が集まる大型会議。全国の各都市で開催され、19回目の今回は過去最多の約2000人が参加。21日に開幕し、歴史や食、観光を紹介する分科会も行われた。
先進的な観光振興の取り組みを評価する23年度の全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞で大賞に選ばれた結城商工会議所(茨城県結城市、奥沢武治会頭)が表彰された。