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台湾客に直接アピール 茨城県主催、誘客へイベント 大洗、渡辺直美さん招き対談とショー

アシカのショーを台湾の観光客たちと楽しむ渡辺直美さん(中央左)と横山征成副知事(左)=大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館
アシカのショーを台湾の観光客たちと楽しむ渡辺直美さん(中央左)と横山征成副知事(左)=大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館


台湾からの観光客の誘客促進を狙った茨城県主催イベント「インバウンドプロモーション」が24日、大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で開かれた。台湾出身で同県石岡市育ちのタレント、渡辺直美さんを招き、横山征成副知事との対談やショーを展開。春シーズンを見据えた茨城県の観光スポットや食をPRした。

イベントは茨城県を訪れた団体・個人客や台湾メディアなどに茨城観光を直接アピールし、現地での報道や口コミ効果を通じて県への誘客を加速させるのが狙い。この日は県を4日間で巡るツアー客16人をはじめ、県内外在住の台湾人と家族ら約550人が来場した。

「台湾いばらき宣伝大使」を務める渡辺さんは、生産量日本一を誇る茨城県産メロンをイメージした衣装で登場。横山副知事とともに、牛久大仏(牛久市)や袋田の滝(大子町)といった観光地をおすすめスポットとして紹介した。

クイズでは正解者にイチゴの茨城県オリジナル品種「いばらキッス」、干し芋、県銘柄牛「常陸牛」の現物や食事券を贈り、茨城県の特産品をPR。アシカとイルカのショーを含め、茨城県の魅力を強く印象付けた。

台北市、陳文彾さん(41)は「渡辺さんのファンで来たが、雪も降ってすごく印象に残った。桜を見たいので、絶対にまた茨城に来たい」と話した。

県は台湾をインバウンド(訪日客)重点市場に位置付けており、来年度は現地の旅行会社を招待した県内視察旅行や交流サイト(SNS)で影響力のある「インフルエンサー」の活用などで、戦略的な観光プロモーションを強化する方針。

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