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新たな自治へ意見交換 茨城・水戸で地域円卓会議

新たな自治の在り方を探った地域円卓会議=水戸市内
新たな自治の在り方を探った地域円卓会議=水戸市内


新たな自治の在り方を考える地域円卓会議(同実行委主催)が29日、茨城県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開かれた。オンラインも含め、行政、企業、NPOなど多様なセクターの関係者約100人が集い、意見交換した。県内外4団体の事例報告の後、参加者からは「担い手がなく、存続の危機にある従来の自治会や各種団体を横につなぐ地域づくりが必要」「身近に気軽に集える場を」などの声が上がった。

事例報告は、大阪府富田林市の不動ケ丘高齢者等生活支援プロジェクト「ほっとらいふ」代表の播戸嘉明さん▽水戸市のNPO法人ちいきの学校理事の伊藤浩一さん▽生活協同組合パルシステム茨城栃木理事の細谷時葉さん▽兵庫県の一般社団法人明石コミュニティ創造協会常務理事の柏木登起さん-の4人が行った。

明石コミュニティ創造協会の柏木さんは「従来の自治会の役割も生かしながら、子ども会も外国人も障害者も多様な人や団体が関われる、新しい地域自治の仕組みづくりが必要」などと助言した。

地域円卓会議は茨城県、水戸市、チャレンジいばらき県民運動、パルシステム茨城栃木、認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ、茨城新聞社が実行委を組織して企画した。

コモンズ代表理事の横田能洋さんは「自治会だけでは大変な今、新たなコミュニティーづくりをやらないと地域が崩れてしまう」と締めくくった。



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