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名店の味、商業施設で復活 「えでん」カレーライス 茨城・日立、8日から

企画第1弾で提供される「えでん」のカレーライス
企画第1弾で提供される「えでん」のカレーライス


茨城県日立市は、市内で惜しまれながら閉店した飲食店の人気メニューを再現して販売する企画「日立の味の復興」を8日から同市幸町の日立駅前商業施設「ヒタチエ」で始める。シリーズ化することで、地元に愛された名店の味を引き継ぐ後継者の発掘や駅前の活性化を目指す。

ヒタチエのフードコートに店舗を展開する「ぐるなび」と、施設の運営会社が協力。第1弾として、同市鹿島町で約50年営業を続け、2019年に閉店した中華料理店「えでん」の豚バラ肉のカレーライスを、ぐるなびの店舗で同日から当面の間、提供する。

カレーはラーメンのだしを使い、食べ応えのあるお肉が特徴の隠れメニューとして常連客に人気があった。店主(故人)の親族から「レシピが残っている」と市に申し出があり、関係者が「試作に試作を重ねて再現した」(市商工振興課)という。

企画は今後、取り上げる店舗やメニューを変えながら不定期に開催し、後継者が見つからずに閉店を検討する飲食店なども対象に加えていく。同課は「取り組みをきっかけに、飲食店の事業承継につながれば」としている。



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