茨城県は18日、同県水戸市梅香の県JA会館情報発信拠点「クオリテLab」で、2等米のおいしい炊き方講座を開いた。講師は小池精米店(東京)の五ツ星お米マイスター、小池理雄さん(52)が務め、炊き方などを実演。県は今月中に講座の内容を収録した動画を公開していく方針。

講座は昨夏の高温の影響により2023年産の県産米の1等米比率が過去最低となる中、2等米のおいしい食べ方を知ろうと開催。小池さんは、おいしいコメの味の特徴、一般的な炊き方、炊き上がった白米のほぐし方を話した。

その後、参加者は炊飯器で炊いた県産米の1等米「ふくまる」と、2等米の「コシヒカリ」を食べ比べた。

小池さんは2等米のおいしい炊き方について、「水にあまり漬けず素早くコメをとぎ、すぐに通常モードで炊飯する」とこつを伝授。炊き上がったら底の水分を飛ばし、天地を返し、白米をほぐしていくのもポイントという。

参加者からは2等米のコシヒカリについて「さっぱりしている」「1等米と変わらず、味はおいしい」などの感想が上がった。

動画は同課のホームページで公開される。