半導体誘致へ水確保

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○…「県が目指す半導体産業の集積を実現するには、潤沢な工業用水とその質の向上が重要」。県議会予算特別委で二川英俊氏(国民民主)は企業誘致での水の大切さを指摘し、県央広域工業用水を例に、那珂川の流量低下に伴う塩分遡上が課題と指摘した。

近年は雨不足の影響で、かんがい期以外にも遡上が起きていると説明。半導体関連事業での水の質向上は長年の悲願とし、「さまざまな策で、安心して本県で生産活動ができる環境を提供していくべき」と求めた。(井)

○…秋嘉一氏(無所属)は「将来への不透明さが増幅し、学生たちが自らの将来に夢を描けなくなっている」と予算特別委で指摘した。大学を卒業して就職後3年以内の離職率が32%に上るという厚生労働省の調査を示し、学校から社会や職業への移行が円滑に行われていないと訴えた。

課題解決には「地域の特性、特色に合ったキャリア教育の推進が必要」と強調。実現には学校と社会とのつながりが欠かせないとして、県に積極的なマッチング支援を求めた。(溝)

○…「現場で積んだ豊富な経験を生かし、校長として活躍できる優秀な教職員は数多くいる」。予算特別委で金子晃久氏(いばらき自民)は県立高の校長公募について、民間経験者に加え、教職員の積極活用を訴えた。

公募は2019年度に開始。民間経験者のほか、管理職の経験を持つ県公立学校教職員を対象としている。「優秀な教職員は自ら公募に名乗りを上げることに消極的な印象。学校による推薦などを含め、現場の人材の活用を検討してもらいたい」と述べた。(侑)

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