甘いこだまスイカ 今年も良い出来 筑西・桜川の特産品 茨城

茨城県の筑西、桜川両市の特産品「こだまスイカ」の出荷が早くも始まっている。5月下旬から6月にかけて最盛期となる見込み。JA北つくばこだま西瓜(すいか)部会の農家、白田清成さん(51)=筑西市桑山=は出来栄えについて「例年通り甘くておいしい」と話した。
同JAによると、こだまスイカは重さ1.5~2キロ、糖度は12~14度。地元では、名前の由来は新幹線「こだま」号にちなむと伝わる。しゃりしゃりとした食感で皮の際まで甘いのが特長だ。
同部会は両市合わせて142人で構成し、作付面積は約61ヘクタール。2023年の販売実績は8キロ入り箱で約41万ケース、売上高は約11億6000万円。東京都内を中心に出荷され、地元の直売所などでも取り扱う。
白田さんは同部会の協和支部長で、ビニールハウス23棟(約50アール)で栽培する。「年明けは暑かったり寒かったりで作るのが難しかった」と説明。土が乾燥しやすかったこともあり「水の管理に気を使い、根を張りやすくした」と話した。
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