4311人、新たな門出 茨城・筑波大で卒業式 コロナ禍乗り越え
筑波大の卒業式と大学院学位授与式が25日、茨城県つくば市天王台1丁目の同大講堂で開かれ、新たな門出を迎えた4311人が晴れやかな表情で式に臨んだ。
この日卒業したのは大学の学群2116人、大学院修了者2180人、理療科教員養成施設15人。式典では、各学類の代表者が永田恭介学長から学位記を受け取った。開式前には同大管弦楽団が演奏を披露し、先輩たちの新たな一歩を華やかに彩った。
永田学長は式辞で「コロナ禍での経験を経た学位授与は、この先困難にぶつかっても乗り越える力を発揮できることを明らかにしている」と激励。卒業生を代表し、社会・国際学群4年、斎藤真緒さん(23)は謝辞で「知識や経験を他者への想像力を高めるために使い、誰かの涙や笑顔に寄り添う社会の実現を目指したい」と力強く語った。