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郷土写真デジタル化 図書館HP、資料も公開 北茨城市

「北茨城市デジタルアーカイブ」の公開に向けて確認作業するボランティアや市立図書館の職員=同市磯原町本町
「北茨城市デジタルアーカイブ」の公開に向けて確認作業するボランティアや市立図書館の職員=同市磯原町本町
「北茨城市デジタルアーカイブ」のサンプル画像
「北茨城市デジタルアーカイブ」のサンプル画像


茨城県北茨城市は、かつての市内の様子を写した写真や郷土資料をデジタル化し、市立図書館(同市磯原町本町、宇梶裕子館長)のホームページ(HP)で公開を始めた。公募などで集まった写真約700枚や市の貴重資料の画像などを掲載。誰でも見られるようにして、同市にゆかりのある人や小中学生らに活用してもらいたい意向だ。

公開するのは「市デジタルアーカイブ」で同館が中心となり進めてきた。2023年度から2カ年で市内の古い資料や写真データをインターネット上で閲覧できる仕組みを作っている。

同館は市民からの公募と市所蔵の写真の計約1500枚から公開できる写真を選別。明治40年代から平成までの写真をジャンルや地区、年代から検索できるようにした。ジャンルは学校や公共施設、街並み、炭鉱などで、懐かしい市内の様子がよみがえる。災害では1960年のチリ地震や2011年の東日本大震災の被害状況が残されている。

写真のデータ化では昨年9月から市民ボランティアが週2回、撮影場所や時代の分類などの作業に協力してきた。塚原和彦さん(62)は「しまっていた写真もみんなが見られる形にするのが一番いい。残していこうと思ってもらえる」、小野征也さん(82)は「公開により、新しい情報や写真が出てくることも期待している」と話した。

このほか、同市出身の偉人で、童謡詩人の野口雨情とソプラノ歌手のベルトラメリ・能子にまつわる資料を高画質の画像で掲載。神岡上古墳群から出土した七鈴鏡や土器の3Dデータも公開する。図説北茨城市史といった図書資料や、市立小中学校をドローンで撮影した動画なども見られる。

今後も資料のデジタル化に取り組み、来年に第2弾の公開を目指す。今年5月にも市内の古い写真の2次募集を行う予定。

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