昨年4月の茨城県龍ケ崎市議選で初当選した村井将重元市議(48)が県選挙管理委員会による当選無効の裁決取り消しを求めた訴訟で、請求を棄却した東京高裁の判決が27日までに確定した。期限の13日までに上告がなかった。次点で落選した無所属元職の藤木妙子氏(70)が当選者になる見通し。

県選管は昨年10月、公選法が定める3カ月以上の居住要件を満たしていないとして、当選無効とした。村井氏は同11月に東京高裁に提訴したが、請求棄却の判決が出る前に「一身上の都合」として議員辞職した。