○…「神栖警察署ができて7年。神栖市はその前まで、犯罪認知件数で県内ワースト5位ぐらいだったのが、開設後は改善。市民は警察署ができて良かったと実感していると思う」と話すのは神栖市の石田進市長。

市管理の防犯カメラについて、警察側で迅速に利用できる協定を締結。「個人情報の縛りがあり、それを警察がしっかり守ってもらうことが大前提」とした上で、「警察と市の距離感を短くし、スピード感を出すことも必要」と述べた。(崎)


○…「戦争が起こると家や職業を奪われるだけではなく、きょう食べることも難しくなる」と話すのは、国境なき医師団の看護師として活動する大竹優子さん。これまでに7カ国に派遣され、現地の医療を支援してきた。

世界の争いはダイヤモンドや鉱物など資源を取り合って起こることもあると説明。「それらを使うのは先進国に住んでいる私たち。(戦争や内戦を)ひとごとと思わず、何らかの形で自分も関わっているかもしれないと気に留めてほしい」と訴えた。(希)


○…干し芋の加工過程で廃棄される未利用部分を減らそうと活動する茨城大の石島恵美子教授は「食べてみて驚いた。とてもおいしい」と話す。調べると、糖度は50～60度とあんこ並み、栄養素も豊富なことが分かった。

ふかした芋の皮をむく際、約4割が廃棄される。肥料として活用されることもあるが、「食べないのはもったいない」と飲食店などと連携して商品を開発し、販売している。「ごみじゃない。活用できることを農家の皆さんに知ってほしい」と話した。(矢)