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茨城・牛久の夫婦死亡 息子の男性不起訴 水戸地検土浦支部

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茨城県牛久市田宮2丁目の住宅で昨年11月、頭部に外傷のある高齢男女の遺体が見つかった事件で、水戸地検土浦支部は28日、強盗殺人などの疑いで逮捕された息子の無職、男性(40)を不起訴処分とした。同支部は「犯罪の成立を認めるに足りる十分な証拠を集めることができなかった」としている。不起訴処分の内訳などについては明らかにしなかった。

同支部は昨年12月から今年3月にかけて、男性の犯行時の精神状態など刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を行っていた。

県警は昨年11月、同市内の路上で正当な理由なくナイフを所持していたとして、銃刀法違反容疑で男性を現行犯逮捕。その後、男性宅を家宅捜索した捜査員が、工務店を営む父親=当時(73)=と母親=同(66)=の2人が、2階寝室で頭から血を流して倒れているのを発見した。

男性は同21日、同県つくば市内の路上を歩いていた20代女性を引きずり軽傷を負わせたとして、傷害容疑で再逮捕された。また同年12月には、両親の頭部を鈍器のようなもので殴ったり、刃物のようなもので胸を刺したりして殺害し、現金6万円やネックレスなどを奪ったとして、強盗殺人容疑でも再逮捕されていた。男性は強盗殺人について容疑を認めていたという。

同支部は、銃刀法違反や傷害の各容疑についても、男性を不起訴処分とした。

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