茨城県坂東市辺田の歓喜寺で早咲きのエドヒガンザクラが満開となり、訪れた人たちを楽しませている。樹齢400年ともいわれ、春の爽やかな陽気の下、薄紅色や白の見事な花を咲かせている。

高さは約18メートル、幹回り約5.5メートルで、根元から大きく二つの幹に分かれているのが特徴。例年、春の彼岸ごろに咲き、今年は17日に開花した。神島祐基住職(55)は「天候次第だが、3月いっぱいは楽しめそうだ」と話す。4月上旬までライトアップされ、夜桜も楽しめる。

妻と孫の3人で訪れた同市長須の内田正さん(75)は「この辺りで一番早い。毎年楽しみで、今年も満開を見られて良かった」と笑顔で語った。問い合わせは市商工観光課(電)0297(20)8666。