国土地理院で任命式 飛躍目指し技術向上誓う 茨城・つくば
国土地理院(大木章一院長)は1日、茨城県つくば市北郷の同所で、新規採用職員の任命式を開いた。これから国の測量・地図製作などを担う新人職員が技術の向上を誓い、新たな一歩を踏み出した。
任命式には新人29人のうち25人が出席。代表して斎里菜さん(23)が大木院長から辞令を受け取り、「公正に職務の遂行に当たることを誓います」と宣誓した。大木院長は「10年以内に高度な技術を身に付け、20年後には世界のトップグループ、30年後には世界のリーダーになる人材になってほしい」と激励した。終了後に出席者全員で記念撮影を行った。
技術系の新規採用職員は1年間の研修を受けた後、地図の製作や測量を行う部署に配属される。大学で地理学を専攻した牧野奈那さん(22)は「地図を読むことが決して得意ではなかった。苦手な人にも情報が伝わりやすい地図を作りたい」と意気込んだ。