世界一の測量機関に
○…新規採用職員の任命式を開いた国土地理院。大木章一院長は「一人一人が成長し続け、(同院を)世界トップレベルの測量機関にする。それぞれの能力を発揮して、安心・安全な国土を築き、国民の生活を豊かにする活動に貢献してほしい」と訓示した。
職務内容に国土の測量や地図の作成、発災時の情報収集などを挙げ、「社会資本整備や防災減災に欠かせない重要な任務」と指摘。「常に前を向いて業務に取り組み、活躍を期待している」と激励した。(成)
○…今春、県立北茨城特別支援学校の校長に就任し、教員のやりがいに「子どもたちの成長の過程で自分が試されること」を挙げたのは、横山ふさみ校長。障害に関する知識がベースにあるが、より適切に対応するには「それぞれの実態把握が必要。同じ目線に立って過ごすことが大事」という。
悩みを抱える保護者を見てきた経験から、「保護者と教職員が一緒に学べる場も設定したい」と展望を描く。相互に作用しながら、子どもたちの安心につなげていきたい考えだ。(花)
○…那珂市はブランド認証制度の審査体制を見直し、新たな審査委員会を設置した。委員長を務める茨城大の中村麻子教授は「大学や外部の専門家が入ることで審査に客観性が生まれ、新たな商品が発掘できる」と強調する。
市は特産品の付加価値向上と競争力の強化を目的に、2014年に同制度を導入した。今後は事業者と評価を共有し、商品改良の支援なども行っていく考え。「大学が仲介役となって多様な人をつなぐことで、自治体が盛り上がっていけばいい」と話した。(祭)