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茨城県がマッチングシステム AIで適職や講座提案 リスキリング推進図る

一般公開した県のAIマッチングシステムの公式トップページ(県提供)
一般公開した県のAIマッチングシステムの公式トップページ(県提供)


茨城県は、各個人に適した職種やリスキリング(学び直し)講座を提案する「AIマッチングシステム」を構築し、一般公開した。人工知能(AI)を活用して適職を提案するだけでなく、個人それぞれに合ったリスキリング講座を提案するシステムは国内初という。同システムを生かし、広く県民などに利用してもらうことで、県内産業の生産性向上につながるリスキリングの推進を図る。

AIマッチングでは、最初に自分の現在の職種や経験年数、保有資格といった属性を登録。その後、学習意欲度などを調べる「リスキリングニーズ診断」(全25問)と、どのような職業に興味があるかを調べる「職業興味度診断」(全30問)の計二つの診断を受けることで、結果がグラフで表示され、おすすめ講座が提案される。講座は県内外のものを紹介し、内容や講座提供元のウェブサイトリンクなどを記載。そのほか、システムの申請フォームから県のリスキリングアドバイザーによるキャリア相談が申し込める。

県は昨年10月、リスキリング推進のための政策パッケージをまとめ、人々のスキル習得支援の一環として今回のシステムを構築した。県によると、「何を学んで良いのか分からない」といった声もあったことから、診断結果を基に具体的に講座を提案し、個人や事業者などに広く利用してもらいたいという。

県産業人材育成課の鈴木貴裕課長は「リスキリングに取り組むきっかけにしてほしい」と期待した。



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