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日立風流物 本番へ熱 人形操作、鳴り物「誇り」 地元保存会 さくらまつりで5年ぶり 茨城

鳴り物の練習に励む日立郷土芸能保存会北町支部のメンバー=日立市本宮町
鳴り物の練習に励む日立郷土芸能保存会北町支部のメンバー=日立市本宮町


茨城県日立市の春の風物詩「日立さくらまつり」(6、7日)で5年ぶりに公開される「日立風流物」の準備が大詰めを迎えている。ユネスコ無形文化遺産に登録されている郷土芸能。保存会メンバーは鳴り物や人形操作などの練習を重ね、3日からは山車の組み立てを始める予定。「観客に喜んでもらえる演技を見せたい」と意気込む。

風流物の山車は高さ15メートル、重さ5トン。五層の屋形が開閉し、からくり人形の芝居が繰り広げられる。山車は180度回転する仕組みで、「表山」の公開が終わると「裏山」を舞台に別の物語を披露する。人形が一瞬にして姿を変える「早返り」も特長だ。

起源は江戸時代。旧宮田村の東町、北町、本町、西町がまちの平穏を願って山車を造り、神峰神社の祭礼に奉納したのが始まりとされ、各町が1台ずつ保有する。太平洋戦争で被害を受けたが、戦後に住民有志が復元した。

7年に1度の神峰神社大祭礼では4町の山車が一堂に集結するが、毎年のさくらまつりでは持ち回りで1台を公開する。今回の担当は日立郷土芸能保存会北町支部で、演目は「風流太閤記」「風流花咲爺」。コロナ禍の影響もあり、公開は大祭礼が開かれた2019年以来となる。

北町支部の山車は1959年に国指定重要有形民俗文化財に指定されたもの。山車の車輪は鉄材などを一切使わない、昔ながらの一枚板の造り。山車の周りには大正時代に製作され、戦災を免れた大幕も飾り付けられる。

同支部長の鈴木司さん(80)は「山車や屋形の組み立て、人形の操作、鳴り物などを全て人の手でやるのが日立風流物。携わった者にとっては大きな誇りで、他の地域にはない唯一のもの」と魅力を語る。

山車に関わるメンバーは総勢100人以上に上り、年明けから練習を重ねてきた。先月30日には本番前最後の鳴り物の練習会が開かれ、高校生からお年寄りまで約15人が集合。約2時間にわたって汗を流し、威勢のいいかけ声とともに太鼓と笛の音を響かせた。

拍子木の大坪裕幸さん(60)は「最初はばらばらだったが、練習を積むごとにまとまりが出てきた。仕上がりは良い」と語り、鳴り物長を担う薄圭祐さん(36)は「今回は世代交代が進んで若手も増えた。活気や勢いのある鳴り物になる」と話す。

山車の組み立て作業は3~5日、まつり会場の平和通り沿いで行われる。本番で風流物の公開は6日は午後1時、同4時、同7時の3回。7日は同1時、同3時の2回を予定している。

市によると、平和通りの桜は3月31日に開花し、満開は今月7日前後の見込み。桜のトンネルと山車の競演が期待され、鈴木支部長は「5年ぶりの公開。感覚を取り戻し、楽しみたい」と本番を見据える。

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