紅こうじ健康被害 新たに疑い女性4人 茨城県発表
小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントの摂取を巡り、茨城県は3日、県内で新たに女性4人の健康被害の疑いが判明したと発表した。このうち2人は尿に異常があった。県内の健康被害が疑われる人は死者1人を含む計13人となった。
県によると、新たな事例のうち、60代女性は尿潜血、50代女性は手足のむくみ、別の60代女性は下痢や腹痛の症状をそれぞれ訴えた。3人は医療機関を受診し、既に回復した。別の50代女性は尿内に沈殿物が確認され、医療機関の受診を予定している。
2日までに本人が保健所に相談したり、大阪府大阪市から情報提供があったりした。いずれも同社のサプリ「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」を摂取していた。期間は下痢・腹痛の症状があった女性が約1年、尿内に沈殿物が確認された女性が約1年半だった。