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かしま少年少女合唱団 6日に体験会、入団募る コロナ禍で団員減少 茨城

「エフエムかしま市民放送」のイベントで歌声を披露するかしま少年少女合唱団「虹Kids」=鹿嶋市宮中
「エフエムかしま市民放送」のイベントで歌声を披露するかしま少年少女合唱団「虹Kids」=鹿嶋市宮中


2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓大会を契機に活動している「かしま少年少女合唱団『虹Kids』」(春日幸子団長)が団員の減少に頭を悩ませている。新型コロナウイルスの影響により、活動休止を余儀なくされ、昨秋再開したものの、最大時約100人が在籍した団員が、現在はその半数以下の35人にまで減った。春日団長は「草の根からともされた少年少女の歌声の火を消したくない」と訴え、6日に茨城県鹿嶋市内で団員募集を兼ねた体験会を開く。

同合唱団の前身は「あの虹Kids合唱団」。歌声で日韓両国の友好関係を築こうと、市内の主婦らが立ち上げ、両国語による賛歌「あの虹をわたって」を作り、歓迎イベントなどで合唱を披露した。

その後、「W杯で生まれた盛り上がりを無駄にしたくない」という意見が出て活動を継続。3歳から高校3年生までが加入でき、これまで定期コンサートのほか、鹿行地域の高齢者施設の慰問など各種イベントで活躍してきた。

だが、少子化による影響に加え、20年春、新型コロナウイルスの感染拡大によってイベントだけでなく、練習も中止となり、卒団生を補うことができず、団員減少につながった。

こうした流れを食い止めようと、今回の体験会開催となった。当日はアニメ曲や童謡などを一緒に歌い、合唱の楽しさを体験する。春日団長は「歌によって日韓の人たちの心が通じ合った感動を今でもよく覚えている。歌声のハーモニーの楽しさを多くの子どもたちにぜひ味わってもらいたい」と入団を呼びかけている。

普段の練習は市内の公民館などで第1、2、4土曜日に開催。体験会は同市宮中の鹿嶋勤労文化会館で午前10時から行われる。



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