16年ぶり選挙戦へ 茨城・常陸大宮市長選7日告示
茨城県常陸大宮市長選は7日、告示される。再選を目指す現職の鈴木定幸氏(57)と、新人で前市議の倉田稔之氏(65)がいずれも無所属で立候補を予定している。過去3回の選挙は無投票で、16年ぶりの選挙戦となる。
鈴木氏は1期目の実績を強調。「人口流出を防ぐ子育て支援や常陸大宮駅周辺整備などの街づくりは道筋ができた。今後は高齢者福祉に力を入れたい」と市政継続を訴える。高齢者の健康増進、教育の充実、地域振興などを掲げる。
倉田氏は市議当選2回。「多額の予算を投じる常陸大宮駅前開発は、広く住民に知らされていない。駅西公園の計画は見直しが必要」と述べ、公約に小中学校の給食費無料化、区・班制度の改革、雇用創出などを挙げている。
市議補選(欠員2)も同日告示され、新人4人が立候補を予定している。
投票は14日午前7時から午後6時まで市内42カ所で行われ、同7時半から同市工業団地の西部総合公園体育館で開票される。有権者は3万3910人(3月1日現在)。