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森選手に上月スポーツ賞 Sクライミング 五輪金へ意欲 茨城

上月財団の東尾公彦専務理事(左)と笑顔で懇談する森秋彩選手=東京都内
上月財団の東尾公彦専務理事(左)と笑顔で懇談する森秋彩選手=東京都内


トップアスリート育成の支援活動を行う上月財団(上月景正理事長)は、世界的な大会で好成績を残したとして「2023年度上月スポーツ賞」を、スポーツクライミングの森秋彩(あい)選手(20)=筑波大、茨城県つくば市在住=に授与した。9日、東京都内で開かれた授賞式で、東尾公彦専務理事(コナミグループ代表取締役社長)が、森選手に賞状とトロフィーを手渡した。森選手は式後、代表内定しているパリ五輪に向けて「金メダルを取りたい」と意欲を示した。

授賞式で森選手は、東尾専務理事と懇談。東尾専務理事が「よく(手足だけで)体を支えられますね」と尋ねると、森選手は「握力が強いと思われますが、そんなに握力は使わなくて、35キロとか少し強いぐらいです」と笑顔を見せた。

式後の取材で、森選手はパリ五輪の目標について「金メダル」と宣言。その上で、「成績だけの意味ではない。金メダルが取れるということは、やってきたことは間違っていなかったという証明。そこをはっきりさせたい」と話した。目標達成に向けて「得意のリードで良い成績を出し、苦手のボルダリングでも遅れを取らず、総合的にトップになりたい」と展望した。

森選手は幼少期から茨城県で暮らしている。「ほとんどの思い出が茨城。つらい時もうれしい時も常に癒やされて本当に大好き。(県民に)頑張っている姿を見てほしいし、自分の頑張りが茨城の魅力発信につながればうれしい」と力を込めた。



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