都会のアウトドア空間をコンセプトに、気軽にアウトドアを楽しめるバーベキュー&ビアガーデンが12日、茨城県水戸市宮町の水戸駅ビルエクセル屋上にオープンする。開店に先駆け10日に公開イベントが開かれ、参加者が焼き肉を頬張りながらジョッキを傾けた。

ビアガーデンはアウトドア事業を手がけるスタンドケイ(大阪府大阪市)が、昨年に続いて開店。今年は料理を充実させ、韓国、米国、日本と三つのコースを用意した。営業は10月末まで。

店の売りは「体験」と「手ぶら」。特徴の一つとして、アウトドアを主体に体験にお金を使う「コト消費」に重点を置いた。日差しや雨よけ用のテントを設置し、全天候型のバーベキュー場にした。バーベキューに必要な肉や魚、野菜などの食材は店側が用意し、片付けも同店スタッフが担当する。年間1万5千人の来場を目指す。

参加者の水戸市、会社員、勝村拓也さん(27)は「景色もいいし、料理もおいしい。開放的で楽しい雰囲気が最高」と笑顔を見せた。同社の名倉昂佑社長(34)は「アウトドア体験と一緒に食も楽しんでほしい」と話した。