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不祥事根絶へ規律徹底 緊急学校長集会 茨城県教委 水戸

学校長らに教員の不祥事根絶を要請する柳橋常喜学校教育部長=水戸市柵町
学校長らに教員の不祥事根絶を要請する柳橋常喜学校教育部長=水戸市柵町


茨城県内の教諭が盗撮未遂容疑で逮捕されるなどの不祥事を受け、県教育委員会は11日、同県水戸市柵町の県水戸合同庁舎で、再発防止に向けた緊急学校長集会を開いた。出席した水戸教育事務所管内の公立小中・義務教育学校長約160人に対し、服務規律の徹底などを強く呼びかけた。

集会は県内5カ所で開かれる。県教委によると、教職員の懲戒処分(管理監督者含む)の人数は、2020年度が17人、21年度が13人、22年度が6人と減少傾向にあったが、23年度は19人と増加に転じた。7日には、県内の小学校教諭が女子児童の着替えを盗撮しようとした疑いで逮捕された。

集会の冒頭で柳橋常喜学校教育部長は「学校教育に対する保護者や地域社会からの信頼が大きく損なわれた。極めて憂慮すべき事態」と指摘。不祥事の再発防止に向けて、コンプライアンスに関する研修に加え、全ての教職員が責任と自覚を持った行動を心がけるよう、指導や配慮を徹底するよう要請した。

今後は他の教育事務所管内で集会を行い、県立高の校長などにも不祥事防止の徹底を呼びかける。

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