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運行情報を音声案内 JR東 茨城県内3路線で実証実験

「どこトレダイヤル」の会話イメージ(JR東日本提供)
「どこトレダイヤル」の会話イメージ(JR東日本提供)


JR東日本は、列車運行情報を電話の自動音声で案内するシステムを開発し、常磐線など茨城県内路線で実証実験を行っている。指定の番号に電話をかけると、詳細な運行情報や列車の位置情報が自動音声で案内される。スマートフォンやタブレットに不慣れな人向けに、スムーズな情報提供をするのが目的。期間は5月6日まで。

システムは「どこトレダイヤル」。汎用(はんよう)のコールセンターや音声認識などのサービスを組み合わせ、利用者が話す内容に応じて運行情報を参照して回答する仕組み。運行情報を手軽にウェブで調べられるサービス「どこトレ」の普及を受け、スマートフォンやパソコン操作になじみがない人も簡単に確認できるよう開発した。

実証実験の対象は常磐線(友部-新地駅間)、水戸線(小田林-友部駅間)、水郡線(水戸-磐城守山駅間)の3路線。利用方法は、音声アシスタント(電)050(3355)6421に電話をかけ、路線名や駅名を言うと、自動音声で遅れなどの運行情報や列車の位置情報が流れる。音声通話が可能な全ての機器で利用でき、通話料は利用者負担。

今回の実験ではこれまで、強風や大雪で列車の運行が大幅に乱れた時に利用が増える傾向があるという。同社の担当者は「実証実験の結果を基に、実導入や他線区への展開を判断したい」と説明した。

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