次の記事:常磐道で速度違反、身代わり出頭させる レーサーら逮捕

茨城・守谷リトルシニア再始動 監督に元楽天投手・井坂さん ヤクルト2軍移転機に

練習に励む守谷リトルシニアの選手たち=守谷市野木崎
練習に励む守谷リトルシニアの選手たち=守谷市野木崎
監督の井坂亮平さん
監督の井坂亮平さん


茨城県守谷市を拠点にする中学硬式野球チーム「守谷リトルシニア」が5年の休止期間を経て活動再開した。市内にプロ野球ヤクルトの2軍施設が移転することになり、野球熱を高めて地域を盛り上げようと、昨年に再スタートを切った。監督には元プロ選手を招いた。

チームは2007年に結成し、18年に活動を休止した。ヤクルト2軍施設の移転をきっかけにチームの再結集に至り、23年春、5年ぶりに再始動した。監督には元プロ野球楽天で投手を務めた茨城県立藤代高出身の井坂亮平さん(39)が就いた。市内のグラウンドを拠点に平日の放課後と休日に活動し、公式戦に臨む。

現在の部員は中学1、2年生で約30人に上る。チームの目標には全国優勝を掲げるが、重視するのは長く野球で活躍できる選手を育てることだ。

井坂さんは育成方針について「大人の考えを押し付けずに、選手自身が考えて主体的に動けるようにしたい」と話す。選手がミスをしても、一方的に怒ったりネガティブな声かけはしない。失敗の原因を根気よく理解させて成長につなげてもらう。

さらに「勝つことばかりにこだわらない。野球を楽しみ、続けたいという気持ちを持ってもらいたい」と強調する。練習試合ではなるべく全員を試合に出場させ、平等にチャンスを与える。

選手の一人で中学2年、栗原彪人(あやと)さん(13)は「元プロの監督の指導を受けたくて入った。楽しむ時と真剣にやる時のメリハリが利いた雰囲気が好き」と言う。

主将を務める中学2年、西野入正晴さん(13)は「相手が中学3年生でも諦めない。まずは公式戦1勝を目指して、いつかは全国大会に出たい」と意気込む。

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース