次の記事:部下の男性に暴行、死亡させる 容疑で上司2人逮捕 懇親会でトラブルか 茨城県警【まとめ】 

《ひと》子育て施策に手応え 茨城・常陸大宮市長選で再選した 鈴木定幸(すずきさだゆき)さん

常陸大宮市長選で再選した鈴木定幸(すずき・さだゆき)さん
常陸大宮市長選で再選した鈴木定幸(すずき・さだゆき)さん


「遊説中に、お子さんの手を引いたお父さん、お母さんが一緒に手を振ってくれた。その姿を見て、『この子のために市政を頼むよ』と励まされたみたいで、うれしかった」

真っ黒に日焼けした顔で、選挙戦を振り返り、手応えを感じたという。1期目は、子育て施策を重点的に力を注いだことが報われた、と実感した。

発達の遅れなどが気になる子どもの、早期発見から自立までを一貫して支援する「こどもセンター」を2022年4月開設、10月から本格稼働させた。子育て世代の母親との会話の中で、「雨の日に子どもを遊ばせる大きな広場が市内にはない」との声を聞けば、ショッピングセンターに屋内の子ども広場を開設し、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる遊具を、道の駅の屋外広場に整備し喜ばれた。

一方、市内の公共施設は、類似施設の重複や老朽化などの解消が待ったなしで、適正配置や改修など在り方が問われた。閉館したり統合したりも行った。

「市長というものは、市民のために何かをやっても、やっただけ批判が必ず出る。やらなくても済んでしまうが、そうはいかない」。市民の反応に注意を向けながらも、施策に取り組む力強い決意を表したことがある。

座右の銘は「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」。妻、長男と3人暮らし。石沢。57歳。



最近の記事

茨城の求人情報